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Text File  |  1993-11-30  |  17KB  |  405 lines

  1. Genet 原画エディタ version 1.0  ドキュメント
  2. (↑Genga editing tool)
  3. 1993年8月20日版
  4. 堀 二郎(NOP;NIFTY-Serve SGP00400)
  5.  
  6. 目次
  7. ------------------------------------
  8. 0.概要
  9. 0.1.Genetとは
  10. 0.2.動作条件
  11. 0.3.ファイル管理についての注意点(すごく重要)
  12. 1.インストールと起動
  13. 2.パス/ファイル名の指定
  14.  2.1.キー入力による指定
  15.  2.2.起動パラメータによる指定
  16. 3.描画
  17.  3.1.フリーハンド(自由曲線)
  18.  3.2.直線
  19.  3.3.四角形
  20.  3.4.消しゴム
  21.  3.5.ペイント
  22.  3.6.複写
  23.  3.7.貼り付け
  24.  3.8.画面消去
  25.  3.9.アンドゥ
  26. 4.フレーム間の移動
  27. 5.フレーム連続表示
  28. 6.フレーム削除
  29. 7.フレーム挿入
  30. 8.別ファイルの編集
  31. 9. プログラム終了
  32. 10.FDで使用する場合の注意点(とても重要)
  33.  10.1.ルートディレクトリを指定する
  34.  10.2.第3パラメータ[FD]指定
  35.  10.3.FDを差し替える際の注意
  36. 11.障害その他の問題点
  37. 12.保証と著作権及び転載条件
  38. 13.その他
  39. ------------------------------------
  40.  
  41. 0.概要
  42.  0.1.Genetとは
  43.  Genet はアニメーションを表現するTIFF形式画像ファイルを作成/編集
  44. するプログラムで、セルアニメでいう「原画」や「(中割り)動画」を描く行
  45. 程をパソコン上で実現するものです。
  46.  
  47.  Genetでいわゆる「動画ファイル」を作成することはできないのでご注意を。
  48.                  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
  49.  Genetがターゲットとするのは「動くざんす」の手描き原画作成作業です。
  50.  特徴は以下のとおり。
  51.  
  52. ○3万2千色モード・320×240ドットの画像ファイルを白黒描画できる!
  53.  使う色はいちおう「黒い色」1色…。いいんです「原画エディタ」なんだか
  54. ら。優れた機能豊富なグラフィックエディタはいくつも存在しますから、色を
  55. 塗ったり効果をかけるのはそちらで行うといいでしょう。セルアニメだって原
  56. 動画と彩色や効果は別行程ではありませんか。
  57.  
  58. ○きわめて豊富…な描画機能
  59.  フリーハンド(自由曲線)・直線・四角形・ペイント・消しゴム・コピー&
  60. ペーストそしてアンドゥ。こんなに使いこなせないぞ!どうする!?
  61.  
  62. ○きわめて豊富…な編集機能
  63.  (1) 連続表示:描いた絵ををパラパラっと続けて見てみる
  64.  (2) 挿入:差し込むこと(そのままだ)。とりあえず「中割り」はこれでで
  65. きるので原画・動画の分担も可能。一人の作業でも有効だと思う。
  66.  (3) 削除:削り除くこと(殴)。アンドゥはできない。←本気か?
  67.  
  68. ○大きくて使いやすいメニュー(ちょっとカッコ悪いぞ…)しかも位置固定で
  69. 間違いが少ないぞ!(動かないのはジャマだよ)
  70.  
  71. ○1カット最大1000枚の原動画をイッキに作成可能。
  72.  「われわれは普通の人間を必要としない!!b~y神一佐」
  73.  
  74. 0.2.動作条件
  75. (1)TOWNS-OSV2.1L20以上
  76.  
  77. (2)メモリは3MB以上
  78.  因みに作者の環境では起動前に使用可能メモリが1390KB程度必要。
  79.  
  80. (3)マウス・キーボード必須
  81.  
  82.  …以上で動作はしますが、加えて
  83.  
  84. (4)速いディスクの方がいいです(当り前だけど)
  85.  Genet がすることは基本的に「今まで編集していた画像をセーブして、次の
  86. 画像ファイルをロードすること」に過ぎず、ディスクアクセスに要する時間は
  87. プログラムの応答性に直接反映します。その他メディア差し替え時の危険もあ
  88. るのでFD運用は非推奨とします。しかし「どうしてもFDじゃなきゃ嫌だぃ」
  89. という場合は必ず「10.FDで使用する場合の注意点」を読んでください。な
  90. おデータレコーダは絶対に使わないでください。(←バカ)
  91.  
  92. 0.3.ファイル管理についての注意点(すごく重要)
  93.  動画を構成する画像は数が多くなるので、1カットを描くのも一気にではな
  94. く何度かGenet を起動して行うかもしれません。このときには注意が必要です。
  95.  Genet で作成するTIFF画像ファイルにはファイル名の中に3桁の通番が
  96. 与えられます。その通番は000番から作る順に増えていき、例えば
  97.  
  98.  "ABC000.TIF"
  99.  "ABC001.TIF"
  100.  "ABC002.TIF"
  101.  "ABC003.TIF"
  102.  "ABC004.TIF"
  103.  "ABC005.TIF"
  104.  
  105.  というようなファイルができるわけです。
  106.  眠いのでここまでで作業を中断したとしましょう。翌日になってこの6枚の
  107. 画像ファイルを再編集する場合、 Genetは起動時に「編集対象の画像は現在何
  108. コマ分あるのか?」を確認しようとしてファイル名を"~000.TIF" から順に数
  109. えていきます(第3パラメータ(後述)を指定したときを除く)。そして
  110. "ABC006.TIF"を見つけられない事で「では"ABC000.TIF"~"ABC005.TIF"までの
  111. 6枚しかない」と判断します。
  112.  お気づきになるでしょうが、何かの原因で"ABC003.TIF"が失われてしまった
  113. 場合は、この手順では「"ABC000.TIF"~"ABC002.TIF"までの3枚しかない」こ
  114. とになってしまいます。
  115.  つまりファイルの通番に「歯抜け」があると、それ以降を無視します。
  116.     ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
  117.  無視された画像ファイル(この例だと"ABC004.TIF"と"ABC005.TIF")はこの
  118. 後バンバン上書きがかかります。ユーザは大きなショックを受けます。
  119.  
  120.  プログラムが不正に終了したり、何かのメッセージに「強行」だの「破棄」
  121. といった危なげな答え方をした後はこの辺りを確認しておいてください。もし
  122. 「歯抜け」があれば、ファイルコピーなどして通番のつじつまを合わせておい
  123. てください。
  124.  
  125.  FDを使う場合はこの仕様に関連する要注意点がまだあるので、上にも書き
  126. ましたが「10.FDで使用する場合の注意点(とても重要)」を必ず読んでく
  127. ださい。
  128. ※FD以外で、MO等メディア交換可能なドライブの場合も参照してください。
  129.  
  130. 1.イントールと起動
  131.  GENET.EXP をT-MENUでT-OSアプリケーションとしてアイテム登録
  132. してから起動してください。パラメータ指定によりパス/ファイル名指定が可
  133. 能です。
  134.  
  135.  もしFDを使用して既に2枚以上のメディアに渡って作成した画像ファイル
  136. を保存してある場合は、第1、第2および第3パラメータを指定して起動しま
  137. す。第1、第2パラメータの意味と指定方法は「2.2.起動パラメータによ
  138. る指定」を参照していただくとして、ここで重要なのは第3パラメータのFDです。
  139.                                  ^^
  140.  【例】Aドライブに差したFDおよび他のFDに渡って保存してある
  141.     "ABCD~.TIF" という一連のファイル群を編集するときは、アイ
  142.     テム登録の「パラメータ」欄に
  143.  
  144.     A:\ ABCD FD
  145.       ^    ^ 間はスペースで区切る
  146.  
  147.     と入力しておきます。
  148.  
  149.  第3パラメータ指定時はユーザがフレーム管理を意識する必要があります。
  150. この件についての注意点は各機能の説明に付記します。
  151.  
  152. 2.パス/ファイル名の指定
  153.  2.1.キー入力による指定
  154.  パラメータによる指定をせずに起動した場合は最初にパス名を聞いてくるの
  155. で、任意のパスを入力してください。
  156.  【例】DドライブのルートにあるTIF というディレクトリにファイルを作成
  157.     する時は
  158.  
  159.     D:\TIF\
  160.  
  161.     と入力し、最後に[CR](リターン)を入力します。
  162.  次に「ファイル名」を聞いてきますが、指定できるのはその先頭4バイト分
  163. だけです。全角1文字は2バイトにあたります。セーブされる画像ファイル名
  164. は(ここで入力した文字)+[000~999の番号]+".TIF"となります。
  165.  【例】"ABCD ~.TIF" という一連のファイル群を作成する時は
  166.  
  167.     ABCD
  168.  
  169.     と入力し、最後に[CR](リターン)を入力します。これで"ABCD000.T
  170. IF" を先頭に"ABCD001.TIF","ABCD002.TIF"..."ABCD999.TIF" という具合に、
  171. 作成順にに最大1000個の画像ファイルがセーブされることになります(十分な
  172. ディスク容量と気力・体力が必要だが…)。
  173.  
  174.  2.2.起動パラメータによる指定
  175.  第1パラメータでパス指定が、第2パラメータでファイル名指定ができます。
  176. 意味は前項「2.1.キー入力による指定」にあるとおりです。
  177.  【例】DドライブのルートにあるTIF というディレクトリに"DEFG ~.TIF"
  178.     というファイル群を作成したい時は、アイテム登録時「パラメータ」に
  179.  
  180.     D:\TIF\ DEFG
  181.         ^  間はスペースで区切る
  182.  
  183.     と入力しておきます。
  184.                         
  185.  なお第1パラメータだけの指定も有効で、この場合はファイル名だけを聞い
  186. てきますのでキー入力してください。
  187.  
  188. 3.描画
  189.  3.1.フリーハンド(自由曲線)
  190.  メインメニューの「フリーハンド」を選びます。
  191.  起動時はフリーハンドになっています。
  192.  
  193.  3.2.直線
  194.  メインメニューから「線」→「直線」を選びます。
  195.  
  196.  3.3.四角形
  197.  メインメニューから「線」→「BOX」を選びます。
  198.  
  199.  3.4.消しゴム
  200.  メインメニューの「消しゴム」を選びます。
  201.  面積が小さいので、こまめに修正した方がいいです。
  202.  
  203.  3.5.ペイント
  204.  メインメニューの「ペイント」を選びます。
  205.  普通に塗りつぶします。
  206.  
  207.  3.6.複写
  208.  範囲コピーです。メインメニューの「複写」を選びます。
  209.  四角い範囲が指定できますから、これをどこかに貼り付けるときは「貼り付
  210. け」機能を使います。
  211.  
  212.  3.7.貼り付け
  213.  ペーストの意。メインメニューの「貼り付け」を選びます。
  214.  左クリックすると「複写」機能で指定した範囲の画像を貼り付けることがで
  215. きます。
  216.  
  217.  3.8.画面消去
  218.  メインメニューの「消去」を選びます。
  219.  現在のフレームに描かれている絵がクリアされます。
  220.  
  221.  3.9.アンドゥ
  222.  メインメニューの「やり直し」を選びます。
  223.  前回行った1動作をやり直してもとの状態に戻します。
  224.       ^^^^^^
  225.  アンドゥの対象になる機能はフリーハンド・直線・四角形・消しゴム・ペイ
  226. ント・画面消去及びアンドゥそのものです。
  227.  
  228. 4.フレーム間の移動
  229.  場合によって以下の操作を行います。ただしFD等差し替え可能なメディア
  230. 使用時、飛び先にあたるフレームが現在使用中の(ドライブに入っている)メ
  231. ディアに存在しない場合は差し替えのタイミングに注意してください。
  232.  
  233.  次フレームへの移動はメインメニューの「+」
  234.  前フレームへの移動はメインメニューの「-」
  235.  
  236.  先頭フレームへの移動はメインメニューから「ジャンプ」→「先頭」
  237.  最終フレームへの移動はメインメニューから「ジャンプ」→「最後」
  238.  
  239.  現在のフレームから5フレーム分戻るには同様に「ジャンプ」→「-5」
  240.  現在のフレームから5フレーム分進むには同様に「ジャンプ」→「+5」
  241.  
  242.  【起動時の第3パラメータ[FD]を指定した場合の注意】
  243.  +方向にジャンプするときは、簡単に「存在しないフレーム」に達してしま
  244. います(例.「ジャンプ」→「最後」を選択すると第999フレームにジャン
  245. プしようとする)。
  246.  「存在しないフレーム」にジャンプさせる操作をした場合は警告がでます。
  247. このときは「強行」を選ばないでください。
  248.  
  249. 5.フレーム連続表示
  250.  メインメニューから「フレーム編集」→「連続表示」を選びます。
  251.  現在表示されているフレーム(メインメニューの最上部に#と/との間に表
  252. 示されている数字がその通番にあたるフレーム)から最後のフレームまでを連
  253. 続してロードします。左右どちらかをクリックするまで繰り返します。
  254.  なおFD使用時、作成中の画像ファイル群が2枚以上のFDに渡ってセー
  255. ブされている場合は、参照できないファイルをロードできなかった時点で機能
  256. を中断します。
  257.  
  258. 6.フレーム削除
  259.  メインメニューから「フレーム編集」→「削除」→「了解」を選びます。
  260.  それまで表示されていたフレーム(メインメニューの最上部に#と/との間
  261. に表示されている数字がその通番にあたるフレーム)が抹消されます。この機
  262. 能はアンドゥできないので注意してください。
  263.  ただしFD使用時、作成中の画像ファイル群が2枚以上のFDに渡って存在
  264. するときはこの機能を使用しないでください。現在使用中の(ドライブに入っ
  265. ている)FDより後のFDにセーブされている画像が失われる可能性が高いで
  266. す。起動時に第3パラメータ[FD]を指定した場合はこの機能は使えません
  267. (安全のため)。
  268.  
  269. 7.フレーム挿入
  270.  メインメニューから「フレーム編集」→「挿入」を選びます。
  271.  現在表示されているフレーム(メインメニューの最上部に#と/との間に表
  272. 示されている数字がその通番にあたるフレーム)の次の通番が与えられた新し
  273. いフレームが何も描かれていない状態で作られます。
  274.  ただしFD使用時、残り容量が画像1枚をセーブできる容量に満たない場合
  275. は使用しないで下さい。以後の画像が失われる可能性が高いです。フレーム削
  276. 除と同様、起動時の第3パラメータ[FD]を指定した場合はこの機能は使え
  277. ません(安全のため)。
  278.  
  279. 8.別ファイルの編集
  280.  メインメニューから「終了・ファイル変更」→「ファイル変更」→「変更す
  281. る」を選びます。
  282.  起動時にパス名をパラメータ指定した場合は指定パス名が生きています。異
  283. なるパスを参照したい時は、存在しないファイル名を入力→「新規作成します
  284. か?」の問いに”N”入力→「プログラムを終了しますか?」の問いに”N”
  285. 入力→「パスを再入力しますか?」の問いに”Y”を入力してから指定してく
  286. ださい。
  287.  
  288. 9.プログラム終了
  289.  メインメニューから「終了・ファイル変更」→「終了」→「終了」を選びま
  290. す。
  291.  
  292. 10.FDで使用する場合の注意点(とても重要)
  293.  パソコン用MOというものには触ったこともないので可能かどうか知りませ
  294. んが、仮に「残り容量のごく少ないMOを使っていたら容量が足りなくなり、
  295. 他のメディアを差し替えて作業を続行した結果、2枚以上のメディアに渡って
  296. 一連の画像ファイル群ができてしまう」という場合があり得る(わざわざなく
  297. なりそうなディスクを使わなくてもいいと思うが…)のでしたらMOについて
  298. もこの項が該当します。この項では媒体をFDと記してありますので適宜読み
  299. 替えてください。
  300.  
  301.  10.1.ルートディレクトリを指定する
  302.  画像はルートディレクトリに保存するように指定しましょう。Genet は起動
  303. 時に指定された、画像書込み先パス名を固定的に持つので、もし1枚目のFD
  304. の[\TIF]というディレクトリを指定して作業を開始した場合、差し替えた新
  305. しいFDに同名の[\TIF]というディレクトリがない場合はアクセスエラーが
  306. 発生し、それ以上の画像がセーブできなく(=画像作成が続けられなく)なり
  307. ます。
  308.  ここで「パス変更」などとできないのは不親切なようですが、パス変更を可
  309. 能にすることがオペレーションミスを誘発すると思われるので、このような仕
  310. 様とします。
  311.  
  312.  10.2.第3パラメータ[FD]指定
  313.  内容が「1.イントールと起動」の最後と重複しますが、既存ファイルを再
  314. 編集するときは第3パラメータとして[FD]を指定しましょう。アイテム登録
  315. 時にパラメータ指定で
  316.  
  317.     [パス名] [ファイル名] FD
  318.  
  319. とするとGenetはその名前の画像が通番999(作成限界)まであるものと意識し
  320. ます。 この指定をしないと、Genet はそのとき指定のパスに存在するファイ
  321. ルが「全て」だと思ってしまいます。
  322.  
  323.   こうなると、例えば
  324.  
  325.  1枚目のFD→"ABC000.TIF"~"ABC007.TIF"
  326.  2枚目のFD→"ABC008.TIF"~"ABC015.TIF"
  327.  
  328. のように既に作成・セーブしてあった場合でも、Genet は一枚目を調べただけ
  329. で「ABC***.TIFというファイル群は000から007までしか存在しない」と記憶し
  330. ます。その後"ABC008.TIF"を描き換えようとして2枚目のFDに差し替えても、
  331. やはり「ABC008.TIFは今までにはない新しいファイルだ」と思っている(ため
  332. に「このファイルは既に存在するかな、どうかな?」とは確認もしない)ので、
  333. 既にある"ABC008.TIF"にまっさらな画像を上書きし、前回描いた画像は消えて
  334. しまいます。さらに~009,~010 …と進めていくと同様に上書きしてしまうで
  335. しょう。くれぐれもご注意ください。
  336.  
  337.  ただ、通番999 まであると思っているので、本当は存在しないフレームにさ
  338. しかかる際(例えば新しく第10フレームを描き終わったところで[+]ボタ
  339. ンをクリックして次の第11フレームを新規に作ろうとする場合)「ファイル
  340. がありません」などと言ってきます。また同様な理由から、(「4.フレーム
  341. 間の移動」でも触れましたが)「ジャンプ」→「+5」や「ジャンプ」→「最
  342. 後」で存在しないフレームにジャンプしようとすると、やはり「ファイルがあ
  343. りません」と言ってきます。これは回避方法を思いつかないので仕様とします。
  344. いずれの場合も警告メッセージに対して「強行」を選ぶことをせず、とどまっ
  345. てください。
  346.  
  347.  10.3.FDを差し替える際の注意
  348.  
  349. (1)現在のFDが一杯の状態で次の新規フレーム編集に移ろうとする場合.
  350.  画像を何枚か作っているうちにFDの残り容量が足りなくなると、[+]ボ
  351. タンで新しい(大きな)番号の画像に移動しようとしたときに「ディスク領域
  352. 不足です」とのメッセージが表示されるので、ここは「了解」します。これで
  353. [+]ボタンをクリックする前のフレームにとどまっていることになります。
  354. ドライブのアクセスランプが消えたらメディアを差し替えましょう。もう一度
  355. 先程と同じ操作をすると今度は正常に新しいフレームに移動できます。
  356.  
  357. (2)既存だが現在のFDには存在しないフレームの編集に移ろうとする場合.
  358.  [+]や[-]ボタン又は「ジャンプ」メニューで現在のFDに存在しない
  359. 既存のフレームに移ろうとすると「ファイルがありません」と表示されます。
  360. 「了解」すると「強行しますか?」と聞いてくるので「フレーム移動しない」
  361. を選んでください。次に移動先のフレームが存在するFDに差し替え、もう一
  362. 度先程と同じ操作をすると今度は正常に目的のフレームに移動できます。
  363.  
  364. (3)[-]をクリックしたら「ディスク領域不足です」と表示された場合.
  365.  これは現在のFDが既に一杯の状態なので、今表示されている画像がファイ
  366. ルとして保存できないということですが…(1)で記したとおり[+]ボタン
  367. により新規フレームへ移動する際に容量チェックは行っているはずですから、
  368. 何かの間違いが起きているようです。たぶん誤ったFDを差していて、しかも
  369. それは容量不足です。メディアがごちゃごちゃになっているなら現在の画像は
  370. あきらめて一旦作業を中止したほうがいいでしょう。
  371.  
  372. 11.障害その他の問題点
  373.  一応わかったバグは潰してからリリースしていますが、明らかに変な動作を
  374. するようならば、現象とそれが起きる条件をメール等で作者までご連絡くださ
  375. い。できる限り修正したいと思っています。
  376.  
  377.  
  378. 12.保証と著作権及び転載条件
  379.  このプログラムやドキュメントに関して作者は保証を一切行いません。プロ
  380. グラムには障害(バグ等)が存在する可能性があり、またドキュメントの記述
  381. 漏れや誤記により、期待に反する動作を行うかもしれません。プログラム使用
  382. の結果について作者は責任を負わないのでご承知おきください。
  383.  このプログラムおよびドキュメントの著作権は、作者が有します。
  384.  転載(個人的な受渡しも含む)条件は、プログラム本体(GENET.EXP)とド
  385. キュメント(GENET.DOC)を必ず対にすることです。よろしくお願いします。
  386.  
  387.  ネットワーク等、公的な場へ転載なさる時にはメールでご連絡ください。
  388.  
  389. 13.その他
  390.  このプログラムの実行画面のアイディアは、へらへら氏作の「へらへらアニ
  391. メ」からヒントを得た、と言うよりそれそのものです。「へらへらアニメ」は
  392. (私が言うまでもなく)非常に完成度が高く創意あふれるソフトウエアだと思
  393. います。Genet のようなヘボいプログラムがそれをマネてしまい申し訳ないと
  394. は思うのですが…優れたアイディアの宿命という事でお許しください。
  395.  
  396.  今のところGenet の用途に使用できる(同様に特化した)ソフトウエアを筆
  397. 者は見たことがありません。そのため必要に迫られて作ったわけですが、遠か
  398. らずより優れた原画作成環境が実現することでしょう。その時にGenet の役割
  399. は終わるものと思います。
  400.  
  401.  では全国の手描き動画野郎および手描き動画子ちゃん(←誰だよ)のみなさ
  402. ん、頑張ってください!(ウゴルーの人の声で)
  403.                              - 以上 -
  404.  
  405.